■ おしながき ■
1:海山を使いこなそう
2:スペシャル採集ポイント
3:“幻の交易品”の入手法
4:連結採集地は要チェック
5:非殺主義で行こう!
6:成績表にもナゾがある?
7:ギルマス最強伝説
8:ティラの無限増殖
9:無敵の海戦必勝法
10:音楽を自由に聴こう!(その1)
11:音楽を自由に聴こう!(その2)



■ #1 海山を使いこなそう ■
 “滝下り”をマスターしたルーティ艦に先導させて海から落ちると、西パルチャップにいた場合はファルガナ海山に、東パルチャップにいた場合はゲビル海山に移動します。
 ところがこの時、ある特定の場所から落ちると、西パルチャップからゲビル海山へ、あるいは東パルチャップからファルガナ海山へと移動することができます。
 「町ヘジラしたいけど交易品が山積みで……」とか、「スパルタセンターで“滝下り”は覚えたけど、“滝登り”は使えなくて……」といった時に結構役立ちますので、ぜひ活用してみてください!

 ●西パルチャップ→ゲビル海山
  ネルブ海:《デニス廃墟》からまっすぐ南

 ●東パルチャップ→ファルガナ海山
  東ドルゲスト海:北西の端(西ドルゲスト海との境目)
  シドン海:南東の端(サリフラ海との境目)
  サリフラ海:南西の端(シドン海との境目)

 余談ですが、クリフトンへの町ヘジラは、なぜか“神様への贈り物”が発生しないようです。【ボージェントの杖】と合わせて使えば、交易品の目減りを気にせずに、東西パルチャップを行き来できます。


■ #2 スペシャル採集ポイント ■
 スペシャル採集ポイントとは、採集地内に数ヶ所設定された特別な場所で、一度だけ大量の交易品やアイテムを採集できます。
 このポイント、採集地そのものを探す時と同じで、小川なら川の中、森なら木の下にあるとは限りません。森の採集地なのに地面、海の採集地なのに陸地など、通常の採集場所からズレている場合も多く、むしろそういう「意外な場所」にこそ高価なものが隠されています。
 スペシャルポイントの交易品やアイテムは、作業リミットの40回を超えた後でも採集できます。また、採集作業によって発生するイベント(《ムレーっとする小川》における、《ゲブの洞窟》への入口出現判定など)も、スペシャルポイントと同じ扱いです。
 採集地に入ったら、まずは普通に採集作業を行い、それが終わった後でスペシャルポイントやイベントトリガーをじっくり探せば、スタミナ消費も抑えられて効率的です。


■ #3 “幻の交易品”の入手法 ■
 極上ルビー、ゲブの銅貨、極上ラピス、紫真珠、ブズギは『幻の交易品』と呼ばれ、成績表の判定に大きく影響するほか、初回発見時には大量の交易EXPが加算されます。
 一部はギルドマスターになると通常採集で入手できるようになりますが、ギルマスになった状態では交易EXPのありがたみは半減。その前に発見してこそ価値があるというものです。

 ブズギ以外の4つは、採集地内のスペシャル採集ポイントによく隠されています。極上ラピスや紫真珠になると見つかる機会も少なくなってきますが、この2つは沈黙交易を使うと簡単に手に入ります。
 沈黙交易は、手持ちの交易品を何番目の樽に入れたかによって結果が変わりますが、ラピスラズリはどの樽に入れても極上ラピスに、黒真珠はどの樽に入れても紫真珠になって戻ってきます。ちなみに真珠を1番目か3番目の樽に入れるとカートの葉になりますので、黒真珠と一緒にぜひ持ち込みましょう。
 また、《ゲブの洞窟》では、戦闘・トークコマンド・宝箱などで、極上ルビー以外の4つがすべて手に入ります。ある程度のレベルと【カヤの導き】があれば、こちらを活用しても良いでしょう。


■ #4 連結採集地は要チェック ■
 公式ガイドブックでも触れられていますが、パルでは「ある採集地から別の未発見採集地に繋がっている」ことがあります。当サイトではそのタイプの採集地を「連結採集地」と呼んでいます。
 連結採集地は全7ヶ所。所在地は【未発見&有名採集地リスト】をご覧ください。フィールド上からは絶対に入れず、中には村マップを介して入るものもあります。
 連結先への入口となるポイントのほとんどは「マップの端に1マス分」です。少しでもズレると、キャラの向き次第ではフィールドに出てしまいますが、マップの端に対して平行に歩くと、判定位置が1マス手前に飛び出しているため、簡単に入れるようになっています。

 連結採集地は、さらに別のマップに繋がっていることがあり、《変にヌルヌルした洞窟》は《誰も出られなかった洞窟》に、《ムレーっとする小川》は《ゲブの洞窟》に連結しています。これを押さえておかないと、アルキリオンフェイトリアの不可解学教授カルトラオス&テルドットフェイトリアの女教授バルモヌスの謎解きがクリアできません。
 なお、《リーフ号の沈船》にも連結マップが存在しますが、謎解きだけで採集地はありません。


■ #5 非殺主義で行こう! ■
 サバッシュ2の戦闘系イベントでは、戦いたくない相手、戦闘後の後味が悪い相手っていますよね。アルキリオンのタータレス坊や、ナビアの“破れズボン”こと下士官ドラディ、ゴルド連合司令部前の決戦など……。
 連合司令部はさすがに回避できませんが、タータレスは話しかけない限り戦闘になりません。倒さなくてもアルキリオンのレサ神団は掃討可能で、団長シジバルトの台詞も状況に合わせて変わります。

 そして実は、ドラディとの戦闘を回避する方法もあるんです!
 条件は「火薬の村トプでハルドワの依頼を受けた後、サラスバディ神像とカヤ神像を持たずにナビアに入る」。こうするとアッピアだけが記憶を取り戻しており、彼をトプに連れ戻すことができます。もちろん【アメミット添加剤】も手に入ります(完全にバグだと思いますが)。
 ナビアイベントは屈指の名場面ですから、これを見ずにクリアするのもどうかと思いますが……一度くらいは“非殺主義なマジョーン”というプレイスタイルも面白いかも?


■ #6 成績表にもナゾがある? ■
エフカ&プートス  エンディングで表示される「プートスの成績表」。この得点を上げるため、カフタンやビレット探しに躍起になったプレイヤーも多いことでしょう(もちろん水無月もそのクチです・笑)。
 その成績表画面を、キーを押さずに10分くらい放置すると……BGMが「神界」から「観光採集地」に変わり、プートスとエフカのちょっとしたおまけアニメが始まります。

 とりあえずワンカットだけご紹介。→
 最後の最後まで謎が隠されているあたり、何ともサバ2らしいですね(笑)。


■ #7 ギルマス最強伝説 ■
 交易等級の最高ランク「ギルドマスター」になると、採集の外れはなくなる、高価な交易品も出やすくなるなど、ティラ稼ぎがかなり楽になります。
 ギルマスの醍醐味は、各フェイトリアのマスタールームに入れること。特にテルドットフェイトリアの交易神ルンデは、イドラを捧げると何度でもパーティーレベルを+4してくれるので、EXPアンプル剤よりも遥かに効率よくレベルアップできます(バグ?)。
 序盤で交易に専念し、未発見採集地や幻の交易品で交易EXPを稼いでいけば、早い段階でギルマスになれる筈。その頃にはティラも相当貯まっているでしょうから、あとは好きなだけレベルを上げ、一気にメインストーリーを進めるのも一興かも?


■ #8 ティラの無限増殖 ■
 《海の階段No.2》には、ウルギブラだけでなく、ウルヘルカで出現するワープポイントも2ヶ所あります。そのうち一番左下の小島で出現するワープを使い、壁を通り抜けて水路の右側(メヒテ守護神セクセクの延長線上よりもう少し右)に行くと、何度でも取れる1500万ティラが沈んでいます(要ガワース)。
 これを発展させると、以下のような極悪技も……。
 海の階段で好きなだけティラを拾った後、西ドルゲスト海(161,38)にいる無の神ハユルにイドラを捧げ、「今日のかせぎ」の70%を「マジョーンの所持金」にします。その足で《メヒテ大聖堂》の長者神パラにイドラを捧げ(2回まで有効)、所持金に20%の利息をつけると、拾った分とほぼ同額が即座に使える事態に!
 ゲーム的には非常につまらなくなりますので、データ収集や謎解きチェックなど、クリアとは別の目的がある時にのみ、デバッグモード感覚で使うのが良いかと思います(苦笑)。


■ #9 無敵の海戦必勝法 ■
 レベル差があると手も足も出ない陸戦と違い、海戦は工夫次第でわりと勝ててしまいます。
 マジョーン艦が敵の砲撃一発で沈まず、かつ、味方の砲撃で敵艦にダメージが入るなら、ビリンチ艇の“飛ばしヘジラ”でザコをひたすら片付け、残ったボスに集中砲火すれば必ず勝てます。この場合、マジョーン艦の治療は、「ダメージが一発入った直後に即ESCキー→ビーゾー弾」で行うようにしてください。二発連続ダメージが入ってSHPが0になっても、復活処理がゲームオーバー処理に優先し、戦闘を続行できます。

 ですが……海戦には、これ以上に凄まじい必勝法があります。
 ルーティ艦の“弾丸”と、ビリンチ艇の“貫通ヘジラ”は、船体破壊と引き換えに敵ボスを一撃で倒します。船体破壊はフェイトリアでしか修復できませんので、多用する人はほとんどいないと思います……が。
 実は船体破壊状態の霊船は、海戦中にカラファ弾で治療すれば行動可能になるというバグがあります(ステータス上では破壊表示が残りますが)。「海戦開始直後に“弾丸”or“貫通ヘジラ”を使用」→「海戦終了前にESCキー→カラファ弾で治療」を繰り返せば、海戦のみで攻略できる敵国はすべて解放できてしまうのです!(最強のヘケトラ帝国でさえも!)
 カラファ弾の治療バグは波動艦対策にも有効ですが、“弾丸”や“貫通ヘジラ”と組み合わせるとゲームバランスを完全に壊しますので、こちらもデバッグモード感覚での使用をオススメします(汗)。


■ #10 音楽を自由に聴こう!(その1) ■
 サバッシュ2の音楽ファイル(*.mid)は、ソフトウェアMIDI等で普通に聴くこともできます。
 ただ、FD内の生データは特殊な圧縮をされているらしく、スタートディスクの"Z2TENKAI.EXE"を通して展開したデータでないと再生できません。
 展開は、サバ2をHDインストールすれば、バッチの一環で自動的に行われます。DOS6.2だと展開段階でなぜか文法エラーになるようですので、バッチ終了後にサバ2のルートディレクトリから、手作業で↓のコマンドを実行してみてください。アンダーバーはスペース位置です。

  FOR_%A_IN_(\ZAVAS2\*.*)_DO_Z2TENKAI_%A
  FOR_%A_IN_(\ZAVAS2\KAF\*.*)_DO_Z2TENKAI_%A
  FOR_%A_IN_(\ZAVAS2\SYS\*.*)_DO_Z2TENKAI_%A
  FOR_%A_IN_(\ZAVAS2\VI1\*.*)_DO_Z2TENKAI_%A
  FOR_%A_IN_(\ZAVAS2\WPL\*.*)_DO_Z2TENKAI_%A
  FOR_%A_IN_(\ZAVAS2\EPL\*.*)_DO_Z2TENKAI_%A
  FOR_%A_IN_(\ZAVAS2\ONP\*.*)_DO_Z2TENKAI_%A
  FOR_%A_IN_(\ZAVAS2\ONP\END\*.*)_DO_Z2TENKAI_%A
  FOR_%A_IN_(\ZAVAS2\ONP\SIN\*.*)_DO_Z2TENKAI_%A
  FOR_%A_IN_(\ZAVAS2\ONP\TEN\*.*)_DO_Z2TENKAI_%A
  FOR_%A_IN_(\ZAVAS2\ONP\YUM\*.*)_DO_Z2TENKAI_%A

 MIDIの抽出だけが目的なら、FDから*.midの全ファイルを一つのディレクトリにコピーし、そのディレクトリに対してFOR文を実行すれば、一回で済むかと思います。
 (※ファイル操作は自己責任でお願いします。ハードやソフトが破損しても、管理人は責を負いかねます。)
 音楽CDは発売されずじまいでしたが、せめてMIDIで12の海の冒険を振り返りましょう!


■ #11 音楽を自由に聴こう!(その2) ■
 前項に引き続き、サバッシュ2の音楽関連のお話です。
 サバ2の音楽CDは発売予告のみで終わってしまいましたが、前作『サバッシュ』の音楽CDは、ポリスターから『サバッシュ全曲集』という名前で、1989年に発売されています(型番:H28X-10004)。
 サバ1の音楽の約半分は、サバ2にも引き継がれて使われています。そのため、『サバッシュ全曲集』は、「収録曲の半数がサバ2の音楽」というステキなCDでもあるのです!
 『サバッシュ全曲集』の音楽と、サバ2の音楽との対応表はこちらです↓。今となっては中古でも入手困難でしょうが、お気に入りの曲が含まれているなら、買って損はないと思います。
 (「サバッシュのテーマ」と「フィールド」が大好きな水無月は、保存用&鑑賞用で2枚持っていたりします……阿呆。)

『サバッシュ全曲集』収録曲 『サバッシュ2』音楽モードでの曲名
(2)サバッシュのテーマ
(3)メイン・タイトル
(22)ダルゾン帝国
サバッシュのテーマ
(6)悲劇のテーマ 悲劇のテーマ
(7)ファイナルシューティング デカキャラ戦闘
(8)ショッピング ショップ
(9)きずな 苦悩の果て
(12)ファルガナ城 ファルガナの町
(15)カルムの塔 懐(ふところ)
(17)トマ村 霊船奪還
(18)ドルゲスタン大陸 解放のテーマ
(21)ブルバン要塞 フィールド